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樹下に降る雪

「木を見て森を見ず」なんて言葉があるが、「森を見て木を見ず」ということだってよくある。ふだんの森は遠目には巨大な緑のカタマリで、一本ずつの木はほとんど目に入らないからだ。 だが雪が降ると、枝に積もった雪の白さが木々の形を浮き立たせ、一本ずつがくっきり映える。
「木を見て森を見ず」は近視眼的で大局を理解できない人を戒める言葉だが、「森を見て木を見ず」という戒めの言葉はない。大言壮語ばかりで努力が伴わない人にはぜひ必要なのに。また「木も森も見ない」という戒めの言葉もない。何事にも無関心な人にはぜひ必要なのに。
そういえば「木や森ばかり見ている」という戒めの言葉もない。ほんとはこういう人がいちばん重症かもしれないのに。
2006.02.13
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