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星の飛ぶ夜も

中学校の音楽の授業ではしょっちゅう合唱をやらされた。そのなかに「雪や風、星も飛べば……」という歌詞が出てくる曲があった。いかにも寒そうなフレーズだったから、 冬の夜にはよく思い出す。
祖国の繁栄を祈ったり、恋と友情を讃えたりするアナクロっぽい歌詞に、むやみと悲壮なメロディが付いていた。なんだかソビエトの革命歌みたいだと思っていたが、調べてみたら、ほんとうにソビエトの革命歌だったので驚いた。
ひょっとすると音楽の先生は、教室から立派な革命家や音楽家が育つのを期待していたのかもしれない。でも、その後ソビエトは崩壊してしまい、生徒の一人はたまに鼻歌を歌うだけの音痴な絵描きになってしまった。 先生はきっとこの結果を残念がるだろう。
2006.02.06
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