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ざくろの雨宿り

むさ苦しい男ばかりの中に女性が一人いてくれると心が救われる。ジェンダーの問題はあるものの、高校野球部が女子マネージャーを欲しがったり、男がスピードを争うサーキットでレースクイーンが絶賛を浴びたりするのも、まんざらわからないことでもない。
「紅一点」という言葉は、中国宋代の詩人、王安石の詩にある「万緑叢中紅一点」の一節から取られたそうだ。この「緑の草原に咲く紅い花」とは、ざくろのことだ。
ざくろは初夏にきれいな花をつけるが、実が熟するのは秋になってからだ。花はその間、何度の雨に打たれるのだろう。心を慰めるきれいなものが、ただ単にきれいなだけのものでなくなるには、多少の時間の試練が必要なのだろう。
2005.07.19
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